ヘンプクリート(Hempcrete)とは、オガラ(大麻草の茎の部分)のチップと石灰をベースにしたバインダーを水で混錬したもの。
建築材料や建築用断熱材に用いられており、環境性能の高さから世界中で利用が拡大しております。
石灰をベースにしたバインダー
オガラ(大麻草の茎の部分)のチップ
水
左官工法の版築という技で100%天然素材の壁は美しい地層模様に。
また、漆喰にオガラチップを入れることで、漆喰とは一味違った風合いの仕上げを作り出すことができます。
その素材は、優れた断熱効果を発揮し、調湿性能、吸音性能、防火性能を有します。ヘンプクリートの壁と天井で囲まれた空間は、夏涼しく、冬暖かい理想の環境を作り出します。
100%天然素材であり、ホルムアルデヒドなどを含まない為にアレルギーなどの心配もありません。
ヘンプクリートとして作られた壁は、1㎥当たり最大107kgのCO2を吸収し硬化し続けるカーボンネガティブな素材です。
自然素材で出来ているため、100%土に帰ります。
大麻は非常に強く、幅広い環境下でも育てる事が可能。また、ヘンプクリートをパネル化した工法も確立されており、工業製品としても期待されます。
オガラと石灰バインダーを混ぜたヘンプクリートは、断熱、調湿、防音性能を兼ねた壁となります。また、火にも強く燃え広がりを抑制する働きがあります。
私たちはヘンプ(産業用大麻)の社会的有用性に着目し、建築という分野からヘンプの産業化を後押ししています。
大麻は、日本人のアイデンティティーに欠かすことのできない、古来から生活に密着した植物です。スクスクと育つ大麻は、捨てるところがなく、精麻のその白さ、美しさはケガレを祓い、日本人を守ってきてくれました。
今こそ、伝統文化を見直し、大麻の新しい可能性を最大限、経済に生かす時がきています。
また、SDGsやGXなどの社会的背景にも合致したヘンプは世界中で利用され、建築分野ではセメントを減らしヘンプクリートを利用する動きが加速しています。工業化が得意な日本においても、ヘンプクリートは環境性能が優れた素材として活用できると確信しています。
麻壁らぼは、建築士へのヘンプクリートの周知活動、工務店へのヘンプクリート素材の教育及び販売、その他ヘンプを利用した建材の共同開発など幅広くヘンプの普及に勤めます。
代表 | まはる田島(一級建築士) |
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日本で唯一のヘンプクリートビルダー。 大麻取締役法改正に伴い、一般社団法人 麻産業創造開発機構(HIDO)にてアドバイザーとしてヘンプクリートの普及に努める。 2021年に栃木県の麻農家にて、共同で日本初のヘンプクリートハウスを施工。国内材100%のヘンプクリートを実現する。 その後、北海道の当麻町にて日本初ヘンプクリートサウナを建設。現在も Koti Private Saunaにて運営され、道内外から訪れるお客様に今までにないサウナ体験を提供している。 ヘンプクリート普及のために国産材100%の石灰バインダーを開発製造し、販売並びに現場施工指導に従事している。 |
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住所 | 東京都千代田区神田錦町3丁目11番 精興竹橋共同ビル |